左脳と右脳の違いと右脳の活用
脳をもっと良く知って活用しよう:左脳の働き
小さいころから学校教育では言語、数学、科学を学んでおり、
社会に出ても日常生活や仕事上の問題を解決するには
左脳を使う状況を多く経験していると思います。
特徴として左脳は言語と理論で論理的に思考し、
数値を処理し、記憶します。
パソコンの頭脳であるCPU(中央演算ユニット)が似た働きをしており、
処理の高速化と効率化のため、処理の能力や扱える大きさ(領域)は限られており、処理が終わるとすぐに忘れて(リセット・クリアして)しまいます。
人間の頭脳の方がはるかに優秀なのですが、
あまりに多い情報を優先順位をつける必要から、
考え(思考)が発散しないように様々に保護されています。
忘れたり、飽きてしまったり、興味がわかないなど
使い続けるには工夫が要ります・・・
論理的な思考を覚えているためには定期的な反復が必要ですし、
考える能力の維持には継続的な努力も必要です。
そして機械のように単純にパワーを上げられる構造になっていません。
人間の左脳はCPUとは違って肉体的な特性から、
意識の集中には緊張が必要で、疲れやすく、
ストレスがたまりやすいなどの特徴もあります。
これらのことから左脳を酷使するとでストレスや緊張にさらされつつ、
しかも不断の努力が必要になってしまいます。
論理思考だけに時間を費やしていると脳がリラックスできません。
偏った論理思考の罠から抜け出て、発想を豊かにましょう。
徹夜で頑張るより、より多くのことを効率よく身につけるために
リラックスして豊かに脳を使い?ましょう。
脳をもっと良く知って活用しよう:右脳の活用
右脳は本能的な感覚や直感で処理をする潜在意識脳です。
イメージ的な処理を得意とし、大量の情報を一括で処理し、
極めて許容力の大きな記憶領域をもっています。
また創造性、空間構成、感情表現に係わっています。
パソコンではほとんど追いつけない領域です。
(もちろん、簡単な人工知能は進化を続けています)
数値を処理する時や論理思考とは全く異なるアルゴリズムで働きます。
大切な場面などで、思い通りにはいかない問題に
どうして積極的に右脳を活用しないのでしょう?
問題そのものに右脳が係わっていたらなおさらです・・・
現象を理解できない局面やストレスを感じる時や
どう対処してよいか解らない時やアイデアが出てこない事があるかと思います。
不安や恐れから、緊張して普段通りのことができない状態が起こります。
特にセミナー講師やあいさつなど人前で話す時は同じような問題にであいます。
こんな時は右脳を活用すべき場面がたくさんあるはずです。
特に起きている時に覚醒している意識(顕在意識)に対して、
意識では直接動かせない意識(潜在意識)は多くの可能性を秘めていますが、
活用には一工夫も二工夫も要るようです。